UNIVANCE
株式会社ユニバンス
トランスミッション(変速機)などの駆動装置を手がける株式会社ユニバンスと協業し、電気自動車・ハイブリッド車向け2段変速 トランスミッション「Dual motor Multi driving mode e-Axle」を前後に搭載した4輪駆動のEV試験車両を開発しました。この試験車両に搭載したトランスミッションは、ユニバンスが独自開発したもので、2基のモーター&インバーターと、2段階変速が出来るギヤを組み合わせたユニットです。走行条件に応じ2基のモーターの出力を制御し、ギヤでも変速を行うことで、電力消費を抑えることができます。
GLMは、「車体設計」と「電装設計」の強みを発揮。ベースとなった第1世代プラットフォームは、車両後部にモーター、バッテリーなどの主要ユニットを配置する後輪駆動(MR)の車両でした。今回の試験車両は、新機構を搭載するにあたり、GLMが専用に設計。前後に、同ユニットをレイアウトした4輪駆動としたほか、サスペンションをダブルウィッシュボーン形式からプッシュロッド形式に変更し、前部のドライブシャフトなど、新たに必要になる部品の搭載スペースを確保。また、4つのモーターへの大電流を制御するためのジャンクションボックスや、ハーネスシステム、ユニバンスが開発した専用システムとの通信機能、といった電装系を新規に開発。合計4機のモーターが安全に、独立して制御できるようにするなど、これまでスポーツEV開発で培った高度な電装技術が生かされています。