スポーツカーとSUVを融合（クロス）した次世代クロスオーバー車のコンセプトカー「AKXY（アクシー）」は旭化成（株）との共同開発によって誕生しました。車両内部には、当社のスポーツEV「Tommykaira ZZ」のEVプラットフォームを活用し、車体には、自動車への応用が期待される旭化成の最先端技術や部材・システムを、計27品目搭載しています。

AKXYは、量産EVのプラットフォームを活用しているので、コンセプトカーながら“実際に走る”のが特長です。スポーツカーとSUVを融合した、美しいクーペスタイルのルーフラインに加え、ドアはガルウイング方式を採用した3人乗りです。

AKXYには、旭化成の最先端技術と部材の計27品目を搭載しています。例えば、自動車の軽量化につながる素材で鉄やアルミニウムの代わりになる高機能樹脂や、快適性に優れるシート用の人工皮革、エコタイヤ向け合成ゴムなど、他分野にわたる製品を使用しています。さらに旭化成の最先端技術には、センサー（感知器）などを使用してさまざまな情報を計測、数値化する「センシング技術」を搭載しています。このようにAKXYでは、旭化成と共に進めたコンセプトメークをもとに、車両の製作やデザイン作成のほか、車体設計やパワートレイン設計を行いました。