コンセプトカー
京セラ株式会社
京セラ株式会社と共同で、京セラの最新技術をスポーツタイプのEV「トミーカイラZZ」に搭載したコンセプトカーを開発しました。当コンセプトカーには、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)への活用が期待される、高精細なカメラや液晶ディスプレーのほか、セラミック技術を応用した超薄型スピーカー(ピエゾスピーカー)や、電流で冷却・加熱の温度制御が可能な半導体素子(ペルチェ素子)を用いた温度調整装置(シート温調やエアコンに使用)など、京セラ独自の12種類のデバイスやシステム、素材を実装しています。
今回の京都企業2社による協業は、プラットフォーム事業で世界に打って出る当社と、ファインセラミック技術やカメラ、ディスプレーなど幅広い車載向け製品を世界規模でさらに拡大したい京セラのビジョンが一致し、スタートしました。技術交流を重ねるなかで、京セラの技術を詰め込んだコンセプトカーの構想が始まり、車両試作を開始。京セラが持つデバイスやシステムを車載環境に合わせて改良しながら、両社共同で車両に搭載。実走行に耐えうるよう、各部品やシステムの連動を計り、動作確認を繰り返して、量産車への実装を提案できるコンセプトカーに仕上げました。外観はスポーツEVの「トミーカイラZZ」ながら、内装は京セラのデバイスに合わせて全て刷新しています。内装デザインは、近未来感を演出するとともに、各デバイスが引き立つようにデザインしています。