2023年4月、GLMは商用車向けサブバッテリーシステムのプロトタイプを発表致しました。バッテリー容量は2.45kWh(2,450Wh)を予定。これは車内での冷暖房機器の長時間の稼働を可能にする大容量のものとなります。(アイドリングストップクーラー約12時間<ナイトモード時>、電気ヒーター約6時間<400W>、電気毛布約40時間 <45W> 〜当社調べ〜)このサブバッテリーを搭載することにより、主に都市部などで問題となっている待機中トラックのアイドリング問題解決へ大きく寄与するとともに、近年高騰を続ける燃料費の削減も期待でき、環境問題や2024年問題(働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称)に取り組む貨物自動車運送事業者等への入を狙います。

【経済性・労働環境改善・環境対応】
この大容量サブバッテリーを搭載することで得られるメリットは多岐に及びますが、まず挙げられるのが経済面のメリットです。車両待機中のアイドリングによる燃料消費は年間約30〜50万円(当社算出)もの額になり、近年高騰の一途にある燃料価格による大幅なコスト増に直面している貨物自動車運送事業者にコストダウンを提案できます。また、主に都市部で大きな問題となっている、待機中の大型トラックのアイドリングによるCO2排出削減に取り組みつつ、2024年問題によるドライバーの休息時間増加への対応も迫られる運送業界にとって当バッテリーの搭載は解決の糸口となり得るでしょう。走行中にオルタネーターで自車発電したエネルギーで充電する当製品は、約4時間の走行で80%の充電が可能であり、蓄電した大容量の電力を冷暖房や各種家電の利用に使用できるため、過酷な労働環境下にある長距離ドライバーに休息時の快適な車内空間を提供でき、労働環境の改善が期待できます。また、災害級大雪等による立ち往生時の車内空間の安全性の確保にも大きく寄与します。


  • 外形サイズ・・・・・・・・335(H)×445(W)×560(D) mm
  • 重量・・・・・・・・・・・約50Kg
  • バッテリー容量・・・・・・2.45kWh (2,450Wh)
  • セル種類・・・・・・・・・リン酸鉄リチウムイオン(LFP)
  • 推奨使用/温度範囲・・・・20~45℃
  • 使用温度範囲・・・・・・・-10~55℃
  • 充電温度範囲・・・・・・・0~55℃
  • 保管温度範囲・・・・・・・0~45℃
  • AC出力・・・・・・・・・疑似正弦波55Hz
  • (×6)・・・・・・・・・合計定格1800W (60分)
  • DC出力(×1)・・・・・・DC24V   
  • AC入力・・・・・・・・・AC100V (50/60Hz)
  • DC入力・・・・・・・・・DC24V
  • 保護機能・・・・・・・・過充電保護、過放電保護、過電流保護、短絡保護、過昇温保護
  • 価格・・・・・・・・・・オープン価格

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