電気自動車メーカーの「GLM（株）」（京都市伏見区）は、トランスミッション（変速機）などの駆動装置を手がける「（株）ユニバンス」（静岡県湖西市）と協業し、同社の電気自動車・ハイブリッド車向け 2段変速　トランスミッション「Dual motor Multi driving mode e-Axle」を前後に搭載した４輪駆動のEV試験車両を開発いたしました。この事業は、GLMの「プラットフォーム事業」の一貫で、同社との協業は今回が初めてです。

この試験車両に搭載したトランスミッションは、ユニバンスが独自に開発したもので、2基のモーター＆インバーターと、2段階変速ができるギヤを組み合わせたユニットです。走行条件に応じ2基のモーターの出力を制御し、ギヤでも変速を行うことで、電力消費を抑えることができます。

当社は、同社のような先進的な取り組みを行う企業に対して、完成車開発で培った知見・ノウハウを提供し、各企業の自動車関連事業参入・拡大をサポートしていく考えです。今後はショーカーだけでなく、量産化を見据えた研究開発分野での案件を、これまで以上に増やしていく方針です。

EV・HEV向けトランスミッションを搭載した試験車両は、2019年7月17日（水）から開催される「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋」で、ユニバンスによってお披露目されます。