京都大学発の電気自動車(EV)メーカー「GLM㈱」(京都市左京区)は、車の軽量化を実現する樹脂製の前部窓(フロントウインドウ)を「トミーカイラZZ」に搭載することに成功しました。フロントウインドウに樹脂製の窓を採用した世界初の市販車を目指し開発しています。

国の自動車保安基準改正で、2017年7月1日(土)から樹脂製窓のフロントウインドウへの搭載が認められるのに合わせて試験を実施。近く、公道を走行するための国内認証を取得する予定で、今秋を目途に、樹脂製フロントウインドウを搭載した「トミーカイラZZ」を販売する計画です。

今回の樹脂製フロントウインドウは「帝人㈱」(東京都千代田区)の最先端技術を使い、従来の窓より3割以上軽いのが特長です。加えて樹脂製の窓はガラスに比べ高い強度があるため、窓周辺のフレーム枠(Aピラー)を必要としません。樹脂製フロントウインドウを搭載した試作車は「人とくるまのテクノロジー展名古屋2017」《2017年6月28~30日》で、帝人によってお披露目されます。

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